開発部では、AI(人工知能)、DB(データベース)、FA(生産工程の自動化)、IT(情報処理技術)、SA(統計解析)を専門とするメンバーが協働し、
品質向上、工数削減、ヒューマンエラー撲滅、省人化を目指して検査の自動化に取り組んでいます。
社員の中には、専門知識の豊富なシニアも多数活躍しています。
時には目先の案件とは関係ない夢の研究テーマを取り上げ、時の経つのも忘れて楽しみながら開発しています。
開発部では、AI(人工知能)、DB(データベース)、FA(生産工程の自動化)、IT(情報処理技術)、SA(統計解析)を専門とするメンバーが協働し、
品質向上、工数削減、ヒューマンエラー撲滅、省人化を目指して検査の自動化に取り組んでいます。
社員の中には、専門知識の豊富なシニアも多数活躍しています。
時には目先の案件とは関係ない夢の研究テーマを取り上げ、時の経つのも忘れて楽しみながら開発しています。
研究開発に当たっては、毎月ミーティングを行い、システム開発・分析状況の共有を図っています。
その中で、特許性がありそうなものが出た際には、特許出願を進めています。
〜はじまり〜
人による製品検査において、どうしても発生してしまう、データのばらつきや、ヒューマンエラーをゼロにしたい。その思いから、コンピュータによる自動検査システムの開発に取り組みました。
〜思いもよらぬ効果〜
自動検査システムの導入後、「品質向上」さらには「時間短縮」「無人化」という絶大な効果を得ることができました。
〜自動化のこだわり〜
検査を自動化すると手動よりも多くのデータを収集することができます。 この情報を最大限に
有効活用できるようデータベースを更新し、一元管理を行っています。
データの一元管理には様々なメリットがあります。
・ 検査成績書の作成
・ 測定結果データの再利用や解析への利用
・ 全ての社内拠点で情報共有
・ 統計的品質管理を利用した品質保証
〜これからの目標〜
世の中にはまだまだ自動化されていない事があります。新しい技術にトライし、これまで難しいと思われていた案件においても「自動化」に挑戦し、当初からの目標である「品質向上」を柱に様々な付加価値をつけながら進化していきます。
従来、
一端、検査が始まると、
自動検査システムは「人が行う作業をパソコンにやらせよう」
パソコン等を用いて計測器および製品と通信しながら設定・計測・
~これまで実現した自動化項目~
・コンピュータ・PLCによる機器自動制御
・コンピュータ・PLCによるデータ自動取得
・検査用回路設計・開発
・検査結果のドキュメント出力
・統計的データ解析
サイバーテスター
弊社は、ワイヤーハーネスの製造に携わり50年の歴史を持つ企業です。
この50年間積み上げたノウハウを生かして、ハーネス一本一本の出荷検査を行うために、自社開発したのがサイバーテスターです。
2006年2月の試作Ⅰ号機に始まり、翌2007年には量産型試験機(Ⅱ号機)を開発し、2009年にPC一体型(Ⅲ号機)を完成させました。その後、2009年に顧客様から品質提案最優秀賞を頂いたほか、2016年には兵庫県民局から「丹波すぐれもの大賞」を授賞される栄誉に浴しました。
このような経緯を経て2018年に至り、遂に小型で高性能な第四世代機(Ⅳ号機)を開発することができました。
大量生産品と異なり特殊な制御機器(製品)の検査は、熟練検査員でも大変困難なことです。私たちは、作業者によるばらつきをゼロにし、ヒューマンエラー撲滅を目指しながら自動検査に取り組んでまいりました。その結果、品質は勿論、大きなコストダウンに結びつきました。
多くの経験と長年培ってきた技術、ノウハウを次の世代へ伝承し、新しい技術を構築していくことが、我々の使命と感じております。
日本品質管理学会幹事、日本科学技術連盟品質管理(統計的品質管理)講師
品質保証室室長 川西哲詩